観光情報
工兵街道記念碑
2026.02.24
焼尻島の東浜と西浦を結ぶ海岸部には、第二次世界大戦以前に旧陸軍旭川工兵隊によって開削された道路がありました。断崖や岩礁が続く険しい海岸地形の中で築かれたこの道は、現在の道路とは一部ルートが異なりますが、島の海岸交通の基礎となりました。
当時は機械力も限られ、急峻な地形を相手にした工事は困難を極めたと伝えられています。この歴史を後世に伝えるため、昭和34年(1959年)8月7日に「工兵街道記念碑」が建立されました。碑文には、道路開削に尽力した関係者への感謝と、その功績を顕彰する思いが刻まれています。
現在、この一帯は日本海を望む景観ルートとして親しまれています。穏やかな海と広い空を眺めながら歩くと、焼尻島の自然とともに歩んできた交通の歴史を感じることができます。
記念碑は、島の発展を支えた時代の記憶を静かに伝える存在です。風景だけでなく、その背景にある歴史にも思いを巡らせてみてください。