観光情報
海鳥の楽園「天売島」
2026.02.24
海鳥の楽園「天売島」
~断崖と海鳥が織りなす、命のドラマ~
北海道北西部、日本海に浮かぶ離島・天売島。
ここは国内有数の海鳥繁殖地として知られ、「海鳥の楽園」と呼ばれています。
西海岸には標高約100mの断崖絶壁が連なり、その岩壁を舞台に多くの海鳥が繁殖のために飛来します。春から夏にかけて、島は海鳥たちの命の営みで満ちあふれます。

繁殖に飛来する海鳥たち
天売島には約8種類、約100万羽の海鳥が飛来します。人と海鳥が共生する貴重な環境が、この島にはあります。
ウトウ
約80万羽が集まるウトウの世界最大級繁殖地。
赤岩展望台の斜面には無数の巣穴が広がります。夕方になると沖合から大群が一斉に帰巣し、空を埋め尽くすような迫力の光景が広がります。

ウミガラス(オロロン鳥)
天売島が日本唯一の繁殖地。赤岩対岸の崖のくぼみ(巣棚)に営巣し、1日に何度も巣棚を出入りしてエサを獲りに行きます。

ケイマフリ
オホーツク海から日本海周辺に生息する希少な海鳥。繁殖期の4月〜7月頃は、美しい声で鳴き交わす様子を赤岩展望台から観察できます。

ウミスズメ
天売島が日本唯一の繁殖地。日中は沖合で過ごし、夜間に沿岸へ戻るため観察は難しい種類です。

オオセグロカモメ
日本で繁殖するカモメの仲間の中で最も大きく、ピンクの足が特徴。海鳥観察舎から断崖で子育てする様子を観察できます。

ウミネコ
黄色い足が特徴。黒崎海岸に大規模な繁殖地が広がります。

ウミウ
一年を通して観察できます。緑色の光沢を帯びた黒い体と長い首が特徴。岩礁や港で翼を広げ羽を乾かす姿がよく見られます。

ヒメウ
日本で唯一、安定して繁殖している貴重な種。ウミウより小型で、繁殖期にはくちばしの根元が赤くなります。海鳥観察舎から断崖での子育ての様子を観察できます。

観察シーズン
海鳥たちは繁殖のために天売島へ飛来します。
- 3月頃:繁殖活動開始
- 6月頃:ヒナが孵化
- 7月中旬頃:巣立ちの時期
※子育てのスケジュールは個体によって前後します。
6月頃からは親鳥がヒナへ餌を運ぶ姿を観察できるため、特に見どころの多い時期です。
海鳥観察舎や赤岩展望台からの観察、羽幌沿海フェリー乗船中の洋上観察など、さまざまな方法で海鳥の姿を楽しむことができます。特に海鳥観察クルーズでは、より迫力ある特別なシーンを体験できます。
渡り鳥の楽園
天売島と焼尻島は、多くの渡り鳥が立ち寄る重要な中継地です。
日本海を越えて移動する鳥たちにとって、二つの島は休息と採餌のための大切な場所となっています。
森・草原・住宅地などでノゴマ、コムクドリ、ツツドリ、ルリビタキ、アオジなど、季節ごとにさまざまな野鳥を観察することができます。訪れる鳥の種類は両島にまたがり、どちらの島でも渡りの季節を楽しむことができます。
また、フェリー航路も観察の場のひとつです。海上では海鳥やヒレアシシギ類などに出会えることもあり、島へ向かう時間そのものが自然観察のひとときになります。

生きもの観察を楽しむためのお願い
天売島は、多くの命が安心して暮らす場所です。人と野生生物が共存するために、観察の際はマナーをお守りくださいますようお願いいたします。
海鳥観察パンフレット
海鳥観察を楽しむためのパンフレットです。パンフレットでは主な観察スポットや観察の 時期・ポイントがイラストとともに分かりやすく紹介されています。バードウォッチングの計画にぜひご活用ください。
| 情報コーナー | 奇跡の島 天売島 バードツーリズムの世界へようこそ!@TERRA images Channnel |
|---|---|
| リンク | https://youtu.be/c1CwcJ9qNrE?si=WKlRSPxq6uVVu7AD |