日本最古の歴史書「古事記」に記される @teuri.jp
2025.11.21
日本最古の歴史書「古事記」に記される @teuri.jp
日本最古の歴史書『古事記』に記される、アマテラスオオミカミとスサノオノミコトの「誓約(うけい)」のお話。その際に誕生したとされる宗像三女神の一柱、市寸島比売命(イチキシマヒメノミコト)が、この天売島の厳島神社にも祀られています。
イチキシマヒメは、世界遺産にも登録される広島・宮島の厳島神社を総本社とする、全国約500社の分社に祀られる水の神様で、古くから海の守護と航海の安全を守る神として信仰されてきました。
天売島の厳島神社は、江戸時代にニシン漁の請負人によって、大漁の成功と場所の安全を願って創建された小さな社でした。その後、明治時代には島の公的な「村社」となり、場所を移しながら現在に至るまで、漁の安全と島の暮らしを見守る存在として島民の心の拠り所となってきました。
この神社で毎年6月に行われる厳島神社例大祭は、神様へ大漁と島の安全を祈願する、島にとって一年で最も重要な行事の一つ。神輿を威勢よく担ぎ上げるこのお祭りは、離島の文化と信仰を今に伝える貴重な伝統となっています。
普段はひっそりとしていて、訪れる人も少ない小さな神社ですが、その背景に古事記に遡る神様の歴史と、北国のニシン漁と共に生きてきた人々の願いを知ると、ちょっと足を止めてお参りしてみたくなりませんか?
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